2016年9月23日金曜日

売掛金回収のあれこれ③

前回、相手方との接触状況によって、取り得る手段がいくつもあることを確認しました。
今日は、具体的に個々の手段を見ていきます。 

念書 (⇒ 時効中断となる“債務承認”の効力あり)
念書は一方からの約束事を書面化するもの。
債権は一定期間で時効により消滅してしまうので、相手から「少し待って」「○○までには」等の言動があったら、ぜひ一筆書いてもらいましょう。 
例:は、貴殿対し、○○工事につき金万円の請負代金支払債務があることを確認します。日までにその債務の弁済することを約束します。
  
■内容証明で支払い催告 (⇒ 最近は、ネットでも可能!)
心理的プレッシャーはとても大きく、意外にあっさり回収できることも多々あります 

■裁判所の手続を利用する(⇒ 裁判種類はさまざま!)
内容証明に反応がない場合や、本気度を示したい時に。

★注意 “判決回収”ではありません!せっかく判決を得ても、財産が無い場合は、空振りに。事前に財産の有無の確認は必須です。

続く・・・。